春の未だに訪れぬ村を訪れし朧月夜
クリスマス前から正月にかけてのキラキラした街を歩くのが大好きです。皆さんはどんなクリスマスを過ごしますか?こんにちは。
突然ながら、ブログのデザインを一新してみました。
とはいえこれは私一人の力で果たせたものではありません。
ブログのテーマがデフォルトのままだったのが気になったので、ヘッダー部分に大きく写真が使われるのが印象的なテーマに変えたのですが、肝心のヘッダー部分の設定が上手くいかず、ちょうど通話していたサーバーでキレていたところ...
めっちゃ強いオタクたちに力を貸して頂き
やっとのことで上手く配置出来ました。過程でヘッダー画像はキモくなりました。
しかし問題が一つ解決するとまた別の問題が気になるようになってしまいます。
このテーマはデフォルトの状態のまま使うと、トップページにも関わらずここ直近の記事がいくつもフルで開かれた状態になっています。タイトルから過去記事を漁ろうと思っても、強制的に長文と向き合わなければならない仕様なのです。
つまり↓これに辿り着くまでにめっちゃめっちゃめっちゃスクロールしなければなりません。
なんとこちらも聞き入れて頂きました。CSSをいじり、一番下にあったものを無理やり横に持って来て、
細かい調整までやってもらい
やっと完成したものです。本当に本当にありがとうございました。
なお記事一覧とかのあれは横に出てくるようにしたものの、トップページは未だに記事がいくつもフルで展開されている状態。やはりタイトル主体で記事が並んでいるほうが見やすい、ということでトップページにアクセスするとこういう開き方になるようにもしました。
俺のカスの文章力で伝わってるか分かりませんが、マジで本っっっっっっっっっっ当に見やすくなったからね。理想の物に仕上がって愛着湧いてます。
なおタイトル下に書いてある通り、大きめのモニターとか使ってる人はおかしくなるかもしれませんが、気になる方は適当に拡大とかしてください。
さて、今日は12月24日。マヤノトップガンが有馬記念を制してから27年が経ちました。
そして12月20日の話になるのですが、なんと日刊スポーツの一面にマヤノが大きく出ています。27年も前の有馬記念を制覇したことをこんな大々的に扱ってくれるのマジで何?ウマ娘マヤノまでこんな大きく出してくれてもう大好き。すみませんマジで大ニュースなのでこのことから書かせてください。
けさの日刊スポーツ1面です。
— 太田尚樹 日刊スポーツ (@nikkan_ota) 2022年12月19日
入社21年目ですが、ゲームのキャラクターが1面のメイン写真(?)を飾ったのは記憶にありません。
(もし過去にあったら教えてください!)
マリオ、ドラクエ、ポケモンも達成していない〝偉業〟ではないかと…#日刊スポーツ #ウマ娘 #マヤノトップガン pic.twitter.com/H32nXskZDk
日刊スポーツさんゲットしました✌️✨
— 星谷美緒 (@mio_hoshitani) 2022年12月20日
マヤ~~~~~~🥺✈️🧡🧡🧡
マヤがこんなに大きく載ってるのうれしいな、、
ありがとうございます😭✨
みんなもぜひゲットしてねっっ🐴#ウマ娘 pic.twitter.com/Ge0g5tIR2o
無事に講義の間にゲットしました。コンビニの立地が立地だったので、レジ打ちが知っている先輩だったこと以外なんの問題もありません。
なお家に持って帰って来て、じっくり味わおうと思っていたところ、、、
は?
少し目を離した間に、うちの飼い猫がマヤノの顔の辺りでスンスンしています。こいつはオス猫なので偶然とかなわけがないんですよね。というかですね、飼い猫に推しを寝取られた方います?これが令和の寝取りトレンドなん?互いにケモ耳だからって調子乗ってんじゃねえぞ あ?
ムカついたのでこのブログのアイコンにしてやりました。いくら恋のライバルだとはいえ、日本語も喋れない程度じゃ私の相手にもならないことは目に見えていますが(笑)(笑)(笑)
「煩悩の犬は追えども去らず」なんて言いますが、この猫もなかなかマヤノから去ってくれなくて本当に困ります。
明くる晩は聖夜だというのにドロドロの三角関係を失礼しました。やっと本題です。今日の記事では夜は夜でも聖なる夜ではなく、朧月夜に私がとある村で過ごした話をしたいと思います。
春の夜に月がほのかに霞んでいる情景を指す言葉。春の季語。
飯山線の「森宮野原行き」という行き先をご存知ですか?
先日記事にした「足尾行き」「石打行き」同様、終電のみの行き先かつ、夜を明かす難易度の高い駅が終点の列車です。終電だけなのに両方向から設定あるところなんて足尾終まんま。
去年の4月になりますが、この森宮野原終の戸狩野沢温泉始発の方を全区間収録しています。前述の通り全区間を収録するのはなかなか難しい列車でもあり、記事にしてみれば面白いのでは、と思いこの謎タイミングで記事になりました。
まずそもそもの所今回の紀行ですが、横浜を出てまずは豊橋に向かいました。
これが4/4。オタク数人で飯田線を乗り通し、
その後は大糸線の南小谷発の最終である快速信濃大町行きの放送を白馬駅で*1収録。実はこの時にまた別のオタクともエンカしてます。
4/5 翌朝も大糸線のあたりで少しわちゃわちゃした後に中央本線と小海線でオタクの家へ。
4/6 オタクの家を出庫し、小海線を小諸から全区間収録して小淵沢から中央本線と篠ノ井線を下ります。
そして今は長野駅。
2021/4/6 19:50 長野駅
1日1本しか見られない表示です。
まずは戸狩野沢温泉に向かい、この表示の通りそこで森宮野原行きに乗り換えます。
戸狩野沢温泉21:33発 森宮野原行き
あーーーーー乗ってしまいました。もう後には戻れません。
ちなみに乗客は自分のみ。こんな激ヤバ列車を取材出来ていることの喜びを感じると共に、始発駅の時点で乗客が1人もいない列車の終点のヤバさを既に悟って感情がプラマイ0になりました。
ところで車窓からは積もった雪が見えます。進むにつれて雪の量が段々と多くなっていく。ここタイトル回収。そういえば森宮野原駅ってJR駅で一番雪積もったことある駅だったかもしれませんね。
22:11 森宮野原駅
は?思ったより暗いんですけど。終電後の田舎ってのも普通に歩いたことは何度かあるけど、ここまで暗いのは初めてだぞお前。こんな所で一晩明かさなかんの?
なお駅舎は施錠されていました。絶望。
仕方ないので、とりあえず駅を出て隣の横倉駅で一晩を明かすべく歩いてみます。いや、もう駅前の時点で怖いんだって。
暗かったのを分かってほしいのでAviUtlで2秒で作った黒背景を貼ろうと思います。
というのも駅の方から多少漏れる光はあったものの、それでも相当怖すぎて写真撮る余裕がなかったので写真がありません。適当に撮ってなんか変なもん写ってたりしたら怖いし…霊感全くない上に幽霊系全然信じないんですが、そんなんでもそれくらい怖いです。まじで。
ちょっと歩いて国道に出ました。ちょいちょい街灯あってちょい安心だけどあー怖い ほんと怖い 交番あるじゃん えおまわりさんいないの?いよいよ終末感あって終わ…???
交番には電話が置いてありました。警察官不在時に何か起こったら使え的な警察署への直通電話だったのですが、微妙に受話器がずれてる。怖い怖い怖い。別の次元でも怖いのやめて。
終電を取材し終わり夜道を歩いていると「今ここで何か起こって助けを求めても誰も助けてくれないんだろうなあ」とただでさえカスのネガティブ思考に陥ることがあるのに、さすがにこんなん見ちゃったらもう発作起きます。しかも電話の繋がる警察署ってのが飯山なんて...戸狩野沢温泉よりもあっちなんて...しんどい...
ここまで大げさに怖がっているのにも理由があります。いつだか全国の犯罪率を市区町村単位で調べていた際に、ここ森宮野原駅の所在する長野県栄村は1900弱ある自治体の中でも犯罪発生率がなんと9位。(出典)
人口という母数がそもそも少ないことを考慮しても、さすがにこのインパクトはやばい。これくらい人口の少ない村なんて全国には他にもたくさんあるはずなのに。
同じ疑問を抱いた方は少なくないのでしょう。Googleのサジェストもこの通り。
さすがに何事なのかと思い色々調べるも原因は分からず。サジェストはこうなってるし、検索結果も案の定疑問に思ってる人が多いし、Twitterで検索してみても同じような疑問を持ってる人が多いだけで、結局原因が分からない。
めちゃくちゃインターネットの普及しているこの現代で、ここまで疑問が生じてるにも関わらず答えが出てないってどういう事?
この事を肴にTLのオタクたちとも数時間に渡って原因を考えたこともあったのですが、いくつか仮説は立ったのの決定打に欠けてしまい、結局結論は出ませんでした。
件の犯罪発生率のデータとの関係は時系列的にないのですが、犯罪発生率の高さの理由を調べていた際に「栄村大震災」という大地震も知ります。
これはただ大地震なだけではなく、前日に東日本大震災が起こってしまったゆえそちらばかり報道され、支援などを受けられなかったというとてもかわいそうな震災。アンサイクロペディアがめちゃくちゃ真面目な記事を書いているので、そちらもご参照ください。(村HPも貼っておきます)
このような経緯から、前者の犯罪発生率の高さから実はこの村はヤクザかなんかが仕切ってる村*2なんじゃないかと考えちゃうし、後者もその怨霊とかがあるんじゃないかと考えちゃってマジで精神終わりました。
ここに来るまでの飯山線の車内なんかではこんなこと考えないんですよ、実際に来て不気味さを目の当たりにするとこうどんどん悪いことしか考えられなくなっちゃうんですよね。ちなみに夜が明けるまでずっとこの考えに支配されて終わりです。
しばらく国道を歩いているとトンネルが。もーーーーーこのトンネルさあ
この道はそもそもトレーラーやタンクローリーと言った大型車の通行が5分に1台くらいあります。
ただでさえ狭い歩道のすぐ横をそんなんがかすめていくだけでも怖いのに、トンネル内を歩いている際にそれらが通過するとえげつない轟音に襲われるのです。イヤホンなんて全く歯の立たないレベル。追い討ちをかけてくるのやめて…
やっとの思いでトンネルを脱出するも、手元のGoogleMapいわく真っ暗な横道に入れとのこと。さすが米帝の誇る鬼畜企業Googleですね。今まで歩いてきたこの道は街灯あったからまだ耐えてたけど、そのマジで真っ暗なの勘弁してほしい。駅前も暗いは暗かったけどこんな真っ暗じゃなかったのに~
バカ暗い道をしばらく歩くと目的地の横倉駅に到着。駅を出てまず暗さに圧倒され、不気味な交番の前を通り、トンネルでは轟音に襲われ、最後は灯りすらない横道にぶちこまれ...とどんどん恐ろしさがエスカレートしていく鬼畜コースもなんとかゴールです。近くにお墓あるのが怖いけどとりあえずは安心。
そして翌朝4時半ごろ この横倉駅を出てまた森宮野原駅に向かいます。マジでまだ真っ暗じゃんざけんなおい~~~~~
怖いんだって…と心の中でビビり散らかしていたのですが、ここでとても嬉しいことが。
歩いていた道沿いの民家の明かりが点いてんじゃん!!!!!しかも話し声まで聞こえる!!!!!!
こんな朝から朝ごはんを作っていたようです。マジで怖すぎて実はここは現実世界じゃないんじゃないか、とまで考えちゃってたりしたのでこれは嬉しい。しっかり人間が生活を営んでいる世界線にいることを確認出来て一安心。当時はこんなことで安心出来ちゃう精神状態でした、マジで。
その後イヤホン貫通トンネルを抜けると、夜も明けてきたようでなかなか良い感じに。精神的な余裕がだいぶ出来てきたのでこの辺りから写真を撮ってます。ジブリみたいな雰囲気が最高。
しばらく歩き森宮野原駅に到着。
最初の方で言った通り森宮野原終は両方向からあり、どちらもここ森宮野原で夜を明かします。
私が乗ってきたのは奥に止まっている通常塗装の戸狩野沢温泉始発の森宮野原終でしたが、十日町発の森宮野原終のおいこっと塗装が前日のままの表示で眠っており、こちらても森宮野原表示を回収出来てご満悦。
このおいこっと塗装は始発の長岡行きになります。今から収録するのがまさにこの列車です。
飯山線内からの長岡行きは2本だけあり、もう1本は十日町始発となっています。ちょっとだけある足を伸ばす運用大好き人間にはとても刺さる列車です。
そういうオタ的な話はともかく、この時は運転士さんがしっかりと人間で安心してました。暖かいキハ110も最高。乗り込んでしばらく経ち発車です。
こう安心しちゃってる上に…暖かい上に…列車に揺られてると…ついつい…眠く…
十日町あたりで寝て起きたらもう長岡手前。車内めちゃくちゃ混んでてびっくりした。
この後は信越線で新津、磐越西線で会津若松、磐越東線でいわき、常磐線で仙台、仙山線で羽前千歳、奥羽線で横手とまわり横手で宿泊。
翌日の8日は横手から奥羽線で大曲、田沢湖線で盛岡、新幹線でいったん八戸に行ってから北上までワープ。そこからはひたすら東北本線を上っていき、日付が変わる頃に帰宅したと記憶しています。
こんなんでビクビクしてて終電取材向いてないなあってなった。最近こういうムーブをする際はオタクを巻き添えにするなり精進しています。超どうでもいいけど深夜ムーブで一番怖かったのは夜中の思川⇒小山を徒歩した回だったと自分では思ってて、他にもこういう限界ムーブを結構してるのでこういうのだけをまとめる記事を書いてもいいかもしれない。
なお、10年以上前の犯罪発生率が高いから治安が悪い、というのはビビり散らかしていた私の極めて短絡的な発想です。長野県警のHPなどを見ると犯罪発生率がここまで高かったのはこの年だけであり、普段はとてものどかで美しい良い村です。誤解のなきように。
ところであのデータの犯罪発生率がやけに高かったのは野菜泥棒がいたかららしい。だとしても90件以上ってのはすごい数ですね。私がこの事を知ったのはこの取材の半年後とかだったので、得体の知れない恐怖体験を少しでも分かって頂きたく最後に書きました。
では。メリクリ